Fish AnalyzerTMでは、複数の周波数で電気を流す多周波測定方式を採用しています。魚体に低い周波数で電気を流した場合、電気は主に細胞の外を流れ、逆に高い周波数で電気を流した場合は細胞の中にも電気が流れます。このように、電気の流れ方を変え、細胞内外の状況から脂肪を分析しますので、高精度な脂肪率測定を実現しています。尚、魚を冷凍した後、解凍すると細胞膜が破壊されるため、電気の流れ方に違いが見られなくなります。解凍品の見極めも、多周波測定方式により電気の流れ方の違いを見ることで実現しています。
製品特長
●体脂肪計と同じ測定原理だから簡単・正確です
4つの電極を用いて魚体に微弱な電流を流し、その流れにくさを示す抵抗値から脂肪率を推定する「生体電気インピーダンス法」を採用しています(脂肪が多いと電流は流れにくくなる特性があります)。
また、微弱電流しか流しませんので、魚を傷める恐れはありません。
●高精度を実現したマルチ周波数測定を採用
Fish AnalyzerTMでは、複数の周波数で電気を流す多周波測定方式を採用しています。魚体に低い周波数で電気を流した場合、電気は主に細胞の外を流れ、逆に高い周波数で電気を流した場合は細胞の中にも電気が流れます。このように、電気の流れ方を変え、細胞内外の状況から脂肪を分析しますので、高精度な脂肪率測定を実現しています。尚、魚を冷凍した後、解凍すると細胞膜が破壊されるため、電気の流れ方に違いが見られなくなります。解凍品の見極めも、多周波測定方式により電気の流れ方の違いを見ることで実現しています。
●各種実測値との比較
品質状態判別では、魚の脂肪量を求める基準である、ソックスレー抽出法や比重法との相関を高めたYamato独自の方式を採用しています。Fish AnalyzerTMによる推定脂肪率は、ソックスレー抽出法を用いたマグロの背部脂肪量の実測値に対する相関係数は、0.95です。また、サバにおける比重法を用いた脂肪量の実測値に対する相関係数は、0.86と高い関係を持っています。
●通信機能で高精度測定データを
パソコン・タブレット管理、無線プリンタでの印字ができます
オプションのBluetoothTM無線通信を搭載すれば、外部のパソコン・タブレットに測定結果を送信し管理することもできます。
また、無線プリンタでの印字も可能です。
※オプション品のご購入はお問合せください。
【無線通信(Bluetooth)パソコン画面】 ※クリックで拡大
【無線プリンタ印字例】
※オプション品のご購入はお問合せください。
Fish Analyzer(フィッシュアナライザ)は、高品質な水産物を消費者に提供するとともに、優れた魚のブランド化を実現するために開発された測定機です。
アジ、マサバ、イワシ、サンマ、ブリ、マグロに加えて8魚種(ゴマサバ、マダイ、キンメダイ、カツオ、サケ、ニジマス、サワラ、メダイ)が追加となり計14魚種の脂肪率を測定できるとともに、検量線モードにてあらゆる魚の脂の乗り具合を測定することができます。
また、測定した魚種の脂肪率の平均値を表示でき。直射日光下でも画面が見やすいです。さまざまな機能にて、漁業・水産業、食品加工業など多くの水産現場で活用できる製品となっております。
(注意)本製品は鮮魚専用の測定機です。
紹介動画
製品特長
●魚を傷付けずに測定できます!
第1背びれと第2背びれの間に電極を軽く当てるだけで
3秒以内に脂肪率が表示されます。
●小魚も測定できます
付属のアタッチメントを装着することで、イワシなど魚の厚みが
3cm以下の小魚も確実に測定することができます。
●解凍品を見極めます
冷凍後、解凍した魚を測定した場合は、脂肪率は表示されず“解凍品”と表示します。
●脂肪率の平均値を表示できます
トロ箱ごとに、サンプリングすることが可能です。
●14種類以外の魚も目安で脂肪判定ができます
Fish Analyzerには、登録されていない魚種を測るために検量線モードを搭載
この検量線モードを利用すると、脂肪率ではなく「インピーダンス値(単位:Ω)」が測定できます。測定したインピーダンス値と脂肪量との関係をお客様でお決めいただければ、脂肪判定の目安値としてご利用いただけます。